セーチェニ山からブダペスト市内を見下ろす子供鉄道

子供たちが運営する鉄道として有名な、ブダペスト子供鉄道に乗ってきました。

子供鉄道は、ブダペストの街を見下ろすセーチェニ山と山麓を結ぶ山間鉄道です。車窓から眺める里山風景と時折見下ろせる市街地の光景が素敵です。旧市街とは違った市民生活の光景は、世界街歩きが好きな人ならぜひおすすめ。全行程は、数時間あれば一周できるので、街歩きに疲れたら休憩がてらにでもどうぞ。もっと時間があれば中間駅から山頂にミニハイクをするのもいいですね。

今回、行きは登山鉄道で山に登り、帰りは子供鉄道で下山という一筆書きのコースを選びました。往復ともに同じセール・カールマーン広場に戻ってこられるというのも、選んだ理由です。見知らぬ街でバスを乗り継いで帰るのも不安ですからね。

セール・カールマーン広場から、登山鉄道山麓駅へ

まずは登山鉄道の山麓駅へ移動します。地下鉄3号線があるセール・カールマーン広場(Szell Kalman ter)(旧モスクヴァ広場)からトラムかバス。 私はバスで行きましたが、バスだと大通りの対岸に降ろされるのでトラムの方が近かったです。

登山鉄道

ブダペスト登山鉄道は、ラックレール式の登山鉄道です。この路線はブダペスト市内1日券で乗車できます。マウンテンバイクもそのまま何台も乗ってきました。こちらは輪行するために分解不要なのがうらやましい。

山麓駅ヴァーロシュマヨルから、山頂駅セーチェニ・ヘジュへは、邸宅街の脇を一直線に登る行程。最初こそ山岳鉄道らしくない緩斜面なものの、最終的にケーブルカーかと見まごうような勾配に。開業が蒸気機関車とは思えないですね。

中間駅。どの道路にも面していないような立地が、箱根強羅のケーブルカーを思わせます。邸宅の庭が丸見えなので、お宅拝見な雰囲気に。

 

山頂駅到着。山頂は、市民公園になっています。マウンテンバイクの人たちはここから下山するのでしょう。裏側の道はダートが豊富そうなので、うらやましいです。

山頂駅セーチェニ・ヘジュより、子供鉄道に乗車

子ども鉄道(hegyi Gyermekvasut)は、共産党時代の青少年教育(ピオネール活動)の一環として各地に作られましたそうです。今でも旧共産各国で一部残っています。機関車の運転などの技能職を除き、8~15歳の子供たちが運営に参加しています。ボランティアではなくあくまで運営主体の一員というところがミソ。 ブダペストの子供鉄道は、森林鉄道のような雰囲気ですが、経歴では当初から子供鉄道として作られたようです。

こちらは独自料金で、観光値段となっています。とはいえ、2012年現在、始発から最終駅まで700フォリントなので、安いものです。

MK45ディーゼル機関車。原型はルーマニアFAUR社製造のもの。

かわいらしい客車。オープンカーと普通の窓付き車両があります。

車内は木製。ベンチもいい味してます。

車掌さんも子供たちです。こんな小さな子でも実にがんばっていますね。隣は指導役の上級生でしょうか。

交換駅チッレベールツ(Csillebérc)にて

山小屋風の駅舎。キャンプ地にあるので、雰囲気も合わせているのでしょう。

対向の列車が到着しました。駅勤務の子供たちがお出迎え。発車時に、一斉に敬礼する姿はとても頼もしいです。

アスレチックのある雑木林。施設のないところも似た雰囲気で、森林公園の散策路といった感じです。ブダペスト最高峰の稜線斜面に沿って走っているので、意外に勾配は緩やかです。途中、未舗装の小さな道を無数に横切っていくんですが、こちらが歩きだったら踏切があるとは思えないんじゃないでしょうかね。目印の棒が置いてあるだけだったりします。動物の横断も多そうです。時折見えるブダペストの中心街もきれいですね。

途中は真っ暗なトンネルも通過。曲がりくねっているので、隣の人も見えない真の闇で、乗客はキャーキャー楽しんで(?)ます。速度が遅いので、すごく長く感じるトンネルです。途中で止まったら悲惨そうですが、これもいい舞台効果ですね。

山麓駅 ヒューヴェシュヴェルジュ(Huvosvolgy)

冷たい谷という意味の山麓駅。さすがに近代的な造りです。奥には臨時運行の蒸気機関車がありました。

切符売り場。山頂駅もほぼ同じデザイン。

山頂駅になかった売店もありますね。ロゴの上にある羽と車輪のマークは、ハンガリー鉄道の社章です。

最終列車なので、駅員の子供たちも整列。もうすぐ帰宅とあって、子供らしいにぎやかな様子に。

行進曲を歌いながら、戻っていきました。名残惜しいですが、こちらも帰りましょうか。

山麓最寄りトラム駅 ヒューヴェシュヴェルジュ(Huvosvolgy)

山麓駅の最寄り駅。木製駅舎が素敵なトラム駅。こちらの雰囲気もなかなかのもの。周囲にお店があまりないのが残念です。時間があれば喫茶したかったですね。

時刻表等の検索はこちらでどうぞ

ブダペスト交通局 公式サイト(登山鉄道)

http://www.bkv.hu/en/

ハンガリーこども鉄道 公式サイト

http://www.gyermekvasut.hu/english/chrw_home.php

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