九州最高峰、百名山の九重連山にある「法華院温泉山荘」の山小屋ごはんを紹介します。
山小屋らしからぬ食事の豊富さ。
目の前は坊ガツル湿原が広がり、隣接した小川からは温泉も湧くという夢のような立地です。
法華院温泉山荘とは
法華院温泉山荘は、九重山法華院白水寺というお寺に併設された山小屋です。
今も川の対岸に仏像が安置されており、参拝可能。
ミヤマキリシマで有名な大船山、最高峰の久住山のどちらに回るのにも便利な立地です。
公式サイト
食堂
食事は交代制。1Fの大食堂でいただきます。
テーブルごとに急須があり、温かいお茶が飲めます。
食事後は談話室に早変わり。
夕食
小屋まで車が入れるためか、山小屋らしからぬ食事の豊富さ。
から揚げ、サラダ、野菜の煮物、マカロニ、カボチャの煮物、もやしのお浸し、お吸い物、ごはん。
品数も豊富で、濃すぎない自然な味わい。ごはんはお代わり可能です。
朝食
朝食時間が7:00からと、山小屋としてはかなり遅いスタート。
そぼろ豆腐、もやしのお浸し、生卵、味噌汁、ごはん。
量は少な目ですが、ごはんはお代わり可能です。
別途、宿泊者は登山中に飲むための水を食堂で分けていただけます。
お弁当
事前に予約しておくことで、お弁当を用意していただくことができます。
九重連山は縦走時間が長いので、お弁当は必要。
重厚な味わいで、大きな五目握り飯、いわし明太、煮卵、ソーセージ、ゼリー。
塩分が欲しい山行ではうれしい組み合わせ。かなりおなかいっぱいになりますよ。
山小屋の内部と周辺のご紹介
2Fの宿泊部屋。余裕のあるレイアウト。
通路側と窓側に布団を敷いて使います。
荷物置き場が窓際だけなので、夜は他人の布団を避けて移動しなければなりません。
夜間に使うライトなどは手元に置いておいたほうがよいです。
2Fのテラスから見える坊ガツル。
至高のキャンプ場の一つと言われるだけある美しい光景。夜明けの朝霧も素晴らしいです。
歩いて15分くらいで坊ガツルの真中くらいに行けます。ひと散歩してからの朝食も楽しいですよ。
小屋の全景。テント宿泊者は別館の談話室で自前の食事も可能です。
本館には源泉掛け流しの風呂があり、宿泊者でなくても日帰り入浴可能(11:00〜20:00)です。源泉は小屋のすぐ裏手。
湯の華豊富なとろみのある湯を楽しめます。温度も程よい温かさ。
隣の川には温泉の湯が流されているので、寒い時間帯にはもうもうと湯気が立ち上がっていました。
トイレは驚くことに水洗式。とてもきれいでした。