日帰りで行くモンテネグロ・コトル(現地発着ツアーは個人旅行でも便利)

クロアチアのドブロクニクからほど近い、モンテネグロのフィヨルドの港町「コトル」。

最初、公共バスの利用を考えたのですが、本数が少ないため日帰りは実質無理。現地泊するほど広い街ではないので、日帰りのドブロクニク現地発着ツアーを利用することにしました。

オフシーズンならではとはいえ、自由時間もたっぷりとれるツアーで大変満足。

公共バスで行くならコトル1泊が必要

ドブロクニクとコトル間は公共バスがありますが、1日2本くらい。滞在時間が数時間しかないので日帰りは難しいです。

ルート途中には、フェリーでコトル湾を横断したり、湾内の小島の教会と見どころもたくさん。ツアーで回ったほうが効率が良いため、今回は公共バスのプランはパス。

現地旅行社にツアー申し込みしてみた

調べると地元旅行会社がやっている現地発着ツアーがある模様。

今回利用したのは「Elite Travel」。申し込みは公式サイトにて、利用日と集合場所を選択。支払いはクレジットカード。総額52ユーロ。食事代別、入場料込み。

催行見込みもネットで調べられるのがうれしい。バス送迎場所は、ドブロクニク周辺の主要ホテルから選べますが、肝心の場所の地図が掲載されていません。ホテル名で片っ端から検索することに。似た名前のホテルもあるので、ここだけは不便。

申し込み後、国境越えのツアーのためメールでパスポート番号を知らせる必要があります。ツアーの前々日に旅行社からメールが来ていました。長期滞在だと気づかない人も出てきそう。

ホテル前でツアー集合

ドブロクニク旧市街の最寄り、「ヒルトン・インペリアル」の駐車場前で集合。このホテルはすぐそばにミニスーパーがあるので、飲み物を買うのにも便利です。旅行社のバスはワゴンタイプ。参加人数によりバスのサイズは変わるそうです。

モンテネグロ国境越えは、季節によって混雑具合が異なる

ハイシーズンでない上、雨ということもあって、国境待ちは15分ほど。混雑期は往復で3時間くらいかかることもあるそうで、日帰りは無理とのこと。いかにボーダーオフィスを短時間で抜けられるかが旅行社の腕の見せ所だそうで、これはレンタカーだとできない芸当ですね。

戻りの時間が決まっていることを考えると、混雑期と閑散期では現地滞在時間にかなりの差が出てきそうです。

聖母マリア教会の聖母島へ

国境を越えてからは、うってかわって森が続く峠道。国名モンテネグロは黒い山という意味で、まさにふさわしい光景。クロアチアでは過度な伐採で森が薄くなったといわれていますが、こちらではまだ森が残っているようです。

しばしコトル湾を進み、集落ぺラストへ。モーターボートに乗って、教会のある小島へ移動。アドリア海から湾に深く入った場所なので波は全然ありません。小さいといえども内部の調度は素晴らしい。塩水で痛みそうな場所なのに痛みもなくきれい。

難破しそうになった船乗りが、荒海にもまれる船の絵を無事に戻れたお礼に奉納しているのが面白い。どんな気持ちで自分の船の絵を書いてもらったのだろう。忘れたいと思わないのかな?日本の金刀比羅さんにも船の絵の奉納がありますから、万国共通な船乗りの心意気なのかも。

教会を出ると、生憎のスコールに。横殴りの雨に島は一面水たまり。さすがに海の真ん中だけあって、きつい。

迎えの船にのって対岸へ。船料金でツアーガイドと船長がもめていましたが、交渉はガイドの勝ち。なだめすかしたり強気に出たりと上手いものですね。思わずガッツポーズするガイドさん。

対岸の街も風情が良くて、レンタカーだったらぜひ散策してみたいところ。今回は残念ながらメインストリートを通り抜けるだけで我慢です。

世界遺産の街「コトル」に到着

重厚な城壁に囲まれたコトル旧市街に到着。水の色が青くてとても綺麗。

メインの城門前へ。聖マルコの獅子が刻まれてるということは、この街もベネチア共和国の勢力圏ということですね。

周辺勢力が覇を競った土地だけに、周辺の遺跡もたくさんあります。

ヘルツェグ・ノヴィには、コトル湾全域の支配を目指して、オスマントルコ帝国が水路を遮るように作ったKanli-kula城塞があります。これは道中のバスからも見ることができます。この時代、コトルは一時包囲を受けながらも、からくも支配を逃れることができたそうです。

その後、コトルを支配したオーストリア帝国によって、湾口の岬や山の上に沿岸要塞(Tvrđava Oštro、Ostrvo Mamulaなど8か所以上)が構築されました。

町中の主要な観光案内は結構あっさり。主要な建物の外から説明を受けてあとは解散。建物内は自由時間の時に好きに見てねというスタイルです。個人旅行者としては自由時間が長いほうが良いのでかえってありがたい。

このツアーでは全行程で土産物屋を巡ることはなかったので、実に効率がいいです。

いただいたコトルの市街パンフレットを見ながら散策。いただいたのは英語版でしたが、城門前のインフォメーションに日本語版がありました。

裏門。堀替わりの泉は底から水が湧き出しているようです。フィヨルドのもっとも奥にある街なので、水源が近いのでしょうか。

このツアーでは、食事は各自でとるので自分のペースで歩き回れます。食事付きツアーだと自由時間が分断されるので、実質の滞在時間が制限されてしまうのですが、このツアーに限っては問題ありません。

テラス席のあるレストランも多かったですが、雨だったので室内へ。モンテネグロの通貨はユーロです。クロアチアのクーナは使えませんでした。物価はクロアチアより低め。

名物の手長エビのワイン煮。これだけで20匹は入ってます。トマトと香辛料が効いていて結構味は濃いですね。

コトル城塞へ

ツアーだと城塞に行く時間はないだろうと思っていましたが、道路が空いていたのでなんとか往復できそうです。これはラッキー。繁忙期なら無理でしょうね。

コトルの城塞は一番上まで登ると、ちょっとしたハイキング。山慣れしている人なら、急いで往復1時間30分ほど。途中まででもすばらしい景色なので、戻りの時間を決めておいて折り返すのもおすすめです。

城塞へは、何本か登山ルートがあるそうで、途中にも案内板があるのですが、肝心の道が自然に帰ってしまっていて主要登山口以外歩けそうにありません。

人通りの多い下層部分の石畳はツルツルに摩耗していて、登山靴なのにまともに歩けないほど。上の方は問題なく歩けます。道はスロープ状なのですが、城壁のそばだけは石段。ここを歩くと大幅に時間短縮できますよ。

中間地点の教会でも景色が素晴らしい。ここで帰る人も多いみたい。ちょうど帆船が出港していくところで、出港笛を鳴らして出ていくのが見えたのは実にラッキーだった。

崩れている個所もあるため、本来のメインルートを外しているところもあり、途中迷いそうになった。

城砦の砲門から下りる道を通って裏手の山に出られるところがあるが、こちらは城砦頂上にはいけないので戻ること。実は雰囲気が大変よいところなので、時間があったら裏手も散策したいところです。

自生のシクラメンを見たのは初めて。手のひらサイズでかわいい。

通りにくい門だと思ったら、砲台の口を無理やり道路にした道でした。この道だと城塞の最上部には行けません。

城塞頂上に到着。反対側の岩山も圧巻。

モンテネグロの国旗がはためく。コトル湾が正面に。

慎重に素早くコトルの街へ急ぎます。

コトルの小半島を周回してフェリー乗り場へ

湾沿いに元の道を戻るのかと思ったら、コトルの裏手の峠を越えてレペティン(Lepetane)のフェリー乗り場へ。地元風情の船着き場も趣があって楽しいね。このルートは景色がどんどん変わっていくので飽きることがないんですね。

対岸のカナメリ(Kamenari)までの横断時間は15分くらい。湾の真ん中から見えるコトルの山は大迫力。午後が晴れて本当によかった。フェリーは屋根がないので、雨だったらびしょ濡れです。

対岸に渡ったら、あとは戻るだけ

海沿いをひたすら戻るバス。フェリーの後もオスマントルコの城塞があったりと、見どころはたくさん。

山の中腹を見ると、壁のような岩肌にも関わらず道路が続いているのが見えます。コトル湾周辺は平地がほとんどないので、無理でも道を作るしかない。簡単に災害通行止めになりそう。今日も大雨直後だったので、冠水していたり電柱が倒れていたりしていたからね。

夕闇の迫る中、ドブロクニクに到着

18時くらいに帰着。一休憩してから食事に行くもよし。

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