森に沈んだ寺院で探検気分「カンボジア ベンメリア遺跡」

カンボジアに行ったらぜひおすすめなのが、ベンメリア遺跡。
クメール帝国の大型寺院遺跡で、アンコールと作りが似ていることから東のアンコールと言われています。あえて手を加えるのは最低限にされています。潅木に覆われた崩壊した姿は、天空の城ラピュタを思わせるような幻想的な光景です。


カンボジア、アンコール遺跡群で有名なシェムリアップから赤茶けたデコボコ道を走ること約60km。個人旅行なら、車かバイクをチャーター。オプショナルツアーでも、行くことができます。他の遺跡とは、異色の面白さなので、チャンスがあればぜひ行ってみてください。

ベンメリア遺跡専用チケットを購入

この遺跡は、アンコール遺跡群チケットでは入場できません。遺跡手前の売り場で、チケットを購入します。2011年現在、当日券料金は5$

のどかな光景が広がる遺跡前に到着

ちょっとした食事どころがある遺跡駐車場。アンコールの主要な遺跡から離れているとあって、観光客の数もだいぶ少ない様子。アンコールワットの人混みから離れ、心ゆくまで光景に浸れます。

遺跡を囲む水濠で牛さんがのんびり草食み、ちょうど子供たちが足を使った羽つきをしていました。ありそうで日本では見ないですね?

アンコール遺跡では、頻繁に見かける蛇ナーガの像。ベンメリアのものが一番保存状態が良いのだとか。彫刻の細かさからして他の遺跡と違いますし、欠けている箇所が少ないので実に絵になります。

地雷は撤去済なので安心

心配される方もいるかも知れませんが、寺院内は地雷撤去済です。撤去地域は、作業完了の看板があります。

遺跡平面図(WikiPediaより転載)

ベンメリア遺跡は、大型な上、崩壊により当時の参拝路が使えないため、現地にいてもかなり全体像が掴みにくくなっています。
通常は、南門脇から内部に入ります。外壁を兼ねる回廊や経蔵は保存状態が比較的よいですが、東西南北の門は完全に崩壊しています。

経蔵

まずお目見えするのが、お経を収めた経蔵。一見入れないようですが、欄干が崩れたところなどを利用すれば入れます。

夕焼けに染まる崩壊した中央祠堂

三重の塀に囲まれた中央祠堂は、残念ながら完全に崩壊しています。崩壊してなお、荘厳さを失わない。その姿は胸をうちますね。

子供たちのガイドで、アクロバティックな探検開始

主要な観光ルートは木道がありますが、それだけではもったいない。

この遺跡の魅力は好きに歩き回れること。遺跡を遊び場にしている子供たちに、案内してもらうことに。欄干から通路に入ったり、回廊の屋根によじ登ったり。これは楽しすぎる。

欄干が1本外れているので、ここを通る。

遺跡上部までよじ登り。足元に彫刻が普通に転がっていたりするので、足の置き場には注意が必要です。石は表面がザラザラしていて滑りにくいので安心して歩けましたが、流石に運動靴でないと無理でしょうね。

列柱の間を通り・・・、時には屋根の上もスタコラサッサ

最後は、内壁窓跡から木道に復帰。

小中学生なのに、数カ国語で主要な場所を言えるとは、驚きです。「ミナミモン」とか片言ながらも、発音がいいのは流石です。外貨でのチップ稼ぎは、彼らにとって立派な仕事なのでしょう。地球の歩き方には、チップを払わないようにと書いてありますが、ガイド相場で払ってあげました。案内相手の体力を見ているのか、他の人の旅行記を見ると行くところはかなり違うようです。

木道でも、内壁の上に上がれる場所があります。

お気に入りの休憩スポット。南門が真正面に。本来十字に続く通路だったようです。

暗闇が楽しい、内壁通路

屋根の構造がよく見えますね。アーチ構造は取られておらず、左右から平行に石を積み上げた擬似アーチです。門も同じ作りでした。これでは構造が弱かったのも無理はありませんね。

一部無事な通路もあります。崩壊した門から降りたつと、真っ暗な通路に。写真では、まともに通路として見えていますが、実際は足元は全く見えません。声がとても良くコダマするので、わざと足音を大きくたててみたり、つい遊んでしまいます。

北門の見どころは、巨石を贅沢に使った参拝路

北門の参拝通路は、巨石路が立派に残っています。南門だと、崩壊が激しく、ちょっとイメージするのが苦しいですが、こちらは見事です。
多数の橋台で支えられた橋構造になっています。全体的に北門側のほうが保存状態が良いのですが、一度大回りしてこなければいけないので、時間がかかることもあってか観光客の姿はほとんどありません。ちょっと勿体無いですね。

北門の中です。落ちた屋根の石がゴロゴロ。

四方を飾る塔です。女神像のデバターが柱によく残っていました。

 

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