クアラルンプール、乗継待ち6時間で滞在可能かチャレンジ

短時間トランジットでのクアラルンプール滞在は質問サイトなどで話題が上がりますが、実体験記はあまり見受けられません。そこでクアラルンプール空港の乗り換え待ち6時間で、市内滞在が可能かチャレンジしてきました。

結論から言うと、正味滞在1時間は短すぎる

入出国審査+市内往復時間を除くと、滞在可能時間は約50分。

食事か買い物に絞れば可能でしたが、ほとんど市内をチラ見した程度で終わりました。とはいえ、現地の方の生活が垣間見えたりと満足。弾丸にすぎるので、さすがに万人にはおすすめできません。

LCC系のKLIA2ターミナルだとさらに遠いので、チャレンジはやめたほうが良さそうです。乗り遅れリスクがあることを考えると、食事だけなら空港内で済ませてのんびりしたほうが安全です。

時間短縮のために現地リサーチは必須

・行きたい場所や店の営業時間や定休日は要チェック。おかゆなど軽食屋は昼までの営業が多いことに注意。

・滞在場所周辺の地図を持ち、頭にも入れておく。モバイルGPSおすすめ。iPhoneでWIFIの位置情報を使ったA-GPSを試しました。最初の位置情報はKLIAエクスプレスの無料WIFIでゲット。しかし列車内では正確だったものの、市内では位置情報更新も遅く、向いている方向も実際と違うなど、まるで役に立たなかったです。オフラインマップと現地の特徴を確認して乗り切りました。

できるだけ現地通貨を持たないために

今回ATMで150リンギットを入手しました。残金はおみやげ物購入で消費。

・必要経費をあらかじめ計算しておく

・ATMで最低限の金額だけキャッシング(入国すると意外に見つからないので、ターミナル内で利用しておく)

・KLIAエクスプレス往復割引券をATM専用カウンタで購入(通常の往復割引適用の上、さらに10%OFF。駅にはなく、空港内の通路にある)

時間内訳

KLIAターミナル1から市内往復。当日の滞在スケジュールはこんな感じ。

ほぼ余裕はゼロ。頻繁に時計を見て計画通りの時間消費か確認し、道に迷う余裕なんてありません。まさにチャレンジ。

KLIAターミナル到着 チャレンジスタート
KLIA入国審査へ移動 30分
KLIA入国審査 60分
KLIA入国階で荷物預け 10分
KLIAエクスプレスで移動 50分(乗車30分+待ち15分+構内移動5分)
KLセントラル到着、ラピドKL乗り換え 15分(迷ったため。知っていれば7分)
マスジットジャメへ移動 10分(乗り違えで5分ロス)
周辺散策 20分
食事 20分
KLセントラルへ移動 5分
KLセントラル到着、買い物 20分
KLIAエクスプレスで移動 50分(乗車30分+待ち15分+構内移動5分)
KLIA荷物預けで荷受け 5分
KLIA出国手続 20分
搭乗口へ移動 10分
搭乗口到着 チャレンジ終了

 

実際の滞在はどうだったかというと・・・

実際のチャレンジ内容はこちら。

KLIAターミナル1到着~KLセントラルへ

飛行機は定刻到着。到着が遅れたらこのチャレンジは終了なので、一安心。

ターミナル内は、空港内列車で移動したり、ATMを使ったりとなにかと時間がかかります。最大のロスポイントは入国審査。待ち人数の割にとても時間がかかります。審査に1時間30分を越えるようだと、市内移動は中止したほうがいいですね。

入国後は、ターミナル出発階(3F)の一時荷物預り所を利用。別室でのX線検査があります。大荷物で走り回るのは困難だし体力勝負になるので、個人的には必須のコスト。コインロッカーもあるそうですが、見つけられませんでした。

KLIA荷物預かり公式サイト

http://www.baggagesolutions.com.my/

KLIAエクスプレスの所要時間は、うまく待ち時間が合えば短縮されますが、運次第。計画では最大の待ち時間である15分を前提としました。

KLセントラルからラピドKLで市内へ

今回は、マスジットジャメからチャイナタウンのあるプタリン通り方面を散策する予定なので、ラピドKL クラナ・ジャヤ線(LJK)に乗り換えます。

KLセントラルからラピドKL乗り換えはとても分かりにくいです。中央コンコースから行けるのですが、看板が周囲に溶け込んでしまっていて目立たないのです。15分ほどかかってしまいました。

ラピドKLの自動販売機は硬貨専用なので、有人窓口でお札を両替してもらいましょう。

ここで逆方面に乗ってしまい5分のロス。列車内や車窓でも発見がいっぱい。乗客の他民族ぶりに驚いたり、まるで日本のような近代都市に新鮮さを感じたり。マレーや中華系の方の服装は日本人っぽいですね。

マスジットジャメ周辺を散策とお食事

マスジットジャメ駅で下車した後はモスク「マスジットジャメ」を外から鑑賞。この周辺はマレー連邦時代の建物が多いので探索し甲斐がありますが、今回は時間が足りないのでパスします。

地元有名店Soong Kee’s(颂记牛丸粉) でお食事。とてもおいしくて、しかも安い。これだけでも来た甲斐があるというものです。この記事を書いているうちに、また食べたくなってしまいました。

KLIAセントラルで買い物

KLセントラルの中央コンコースのコンビニで買い物。カヤジャムや調理パンを購入。買ったチキンパンは、パンの表面にチキンをまぶしてありました。中じゃないのかよ!1貫づつ握りずしが売っていたのにも驚き。

KLIAエクスプレスは乗り口と降り口が専用になっており、駅構内の両端にある。新しいビルなのに、なんでわかりにくいレイアウトになっているのか謎。中央コンコースに案内板(日本語あり)がある。間違えると100mのロス。

KLIAターミナル(荷物受け出し~搭乗口へ)

荷物預けで受け出し。X線検査がないのですぐに終わります。

出国手続は入国と違って時間がかかりません。混雑する時間帯や季節なら、チャレンジ自体をやめるべきですね。

搭乗口には、今回は20分前に到着できました。後は飛行機に乗るだけです。

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