雲仙普賢岳ヒルクライム(小浜温泉発、仁田峠を経て島原へ)

雲仙普賢岳ヒルクライムに行ってきました。海岸から山頂まで至るルートは、ヒルクライムというよりピークハント!?比較的に距離が短いので、クロスバイクでも楽々です。

今回のルートは、島原半島の東岸、海抜0mの小浜温泉から登り、仁田峠を経由して標高1,359mの普賢岳に登頂。西岸の島原に下山、最後は熊本駅を目指します。約75km、獲得標高1,500m。達成ポイントがはっきりした、とても満足感の高いルートだと思います。

今回は、天草・島原ロングライド、2日目です。天草下島ライドの記事はこちらをどうぞ。

 小浜温泉からスタート

宿泊地の小浜温泉を早朝出発。今回は雲仙温泉まで補給地点がほとんどありません。途中自動販売機があるのみ。港側のコンビニで買い物してからスタートです。

さっそくヒルクライム開始

海岸からいきなりストレートの坂が続く「雲仙道路」。寝起きにはちょっと辛い。

見事なヘアピン。だんだんと集落が少なくなっていきます。山岳道路とはいえ、道が広くて舗装も綺麗。快適なクライムが楽しめますね。

まるでインカの遺跡のような見事な石垣の畑。このあたりは石が豊富なのでしょうか。そういえば、マチュピチュの石棚も用途は畑でしたね。インカ道に沿って、段々畑の遺跡が点在する様と似ています。

雲仙温泉街

あまり展望の効かない林間路を走ることしばし、唐突に温泉街に到着。周囲は、蒸気の湧きおこる「地獄」風景。自転車を置ける共同浴場が2か所あるので、後で温泉に入っていきましょうか。

仁田峠 ヒルクライム

本日のヒルクライム第二ステージ。雲仙温泉街から 仁田峠循環自動車道路へ向かいます。元有料道路の一方通行山岳スカイライン。途中料金所がありますが、自己責任を承諾することで登ることができます。ただ管理者としてはできれば、登らないでほしいらしい。

道は狭いが、一方向からしか車が来ないので林道に慣れた人なら難しくない。 路肩余地も十分あるので、車も十分避られます。スタート地点のゴルフ場もあっという間に足元に。

傾斜は前半から中盤まできつく、ヘアピンカーブであっという間に標高を稼いでいきます。

トラバース気味に島原側に回り込むと、後半戦。雲仙普賢岳の山頂が唐突に現れる。傾斜も収まり、絶景のスカイラインを快走。

仁田峠展望台

なぜか仁田峠という名前がついているが、まだ峠ではありません。

3月にも関わらず、路肩には雪が残ります。

仁田峠に到着

雲仙ロープウェイの駅がある仁田峠。標高は1,080m。トイレや売店もあるので、休憩にはうってつけ。麓の眺めこそありませんが、外輪山の妙見岳が目の前にそびえたつ様は圧巻。

雲仙普賢岳山頂へ登山開始

自転車は峠の駐車場に置いて、登山開始。運動靴で来たのですが、残雪の登頂になるのでちょっと心配です。

斜面は雪で白く染まっている。

鳩穴流れルートに入った途端、登山道は雪まみれに。斜面によって雪の残り方がかなり違うみたい。スティック状の結晶になっていることを見ると、霧氷の名残らしい。新山への最終登りは急な斜面をよじ登っていきますが、枝で体を支えながらになるので、経験者向けと書いてあるのも納得。雪がなければだいぶ楽だったでしょうけどね。

普賢岳新山

あたりから湯気が立っているように、このあたりはちょっと暖かいです。まさに活火山といった感じ。新山の山体では木もほとんど生えていないので、有毒ガスも出ていそうですね。

普賢岳山頂

山頂は、周囲360度の絶景ですよ。新山のほうが大きいので山頂という気がしませんが、眺めはこちらの方が上。

霧氷沢

途中立ち寄った霧氷沢では、まだ霧氷でできたエビのしっぽがきれいに残っていました。先週ならさらに見事だったでしょうが、アイゼンが必要だったでしょうね。

 妙見岳へ

見た目は標高も高くて遠そうですが、実際には近いです。視界のマジックですね。

妙見岳ロープウェイ駅

妙見岳から真下に見える道路が仁田峠。これから下りるルートが一望なので、胸がすく思いです。

仁田峠から雲仙温泉へ下山!

狭いヘアピンカーブの連続ながら、あっという間のダウンヒル。中間点の吹越峠に到着。登りに苦労した割には下りるのはいつもすぐですね。ここからは道幅も広い楽々コースです。ついついスピードが出てしまうので、余裕をもってブレーキングしたいですね。

雲仙温泉 共同浴場で一湯

道中が凍える寒さだったので、熱いお湯は大歓迎。硫黄の香り漂う濁り湯にのんびり浸かって、大休止です。

 気持ちがいい広い道で、島原市街へダウンヒル

最終ステージの島原へのダウンヒルです。仁田峠と違い道も広くてカーブも余裕があるので、楽々。ひたすら下り続ける快走路。

島原の古民家群

島原港に行くまで時間が余ったので、島原旧市街へ。古民家が多く残る街のポタリングは発見が多くて楽しいです。島原港のほうが雲仙に近いので遠回りになってしまうのですが、旅の締めとしてはよいものです。

島原の乱の原因となった島原城

小藩にも関わらず豪勢すぎる城を作るため過酷の年貢を取り立てて乱になったと伝えられます。乱枯れて城のみ残るとは、感慨深いです。

武家屋敷通り

武家屋敷の中も入ることができます。砂地の小路は自転車通行可能。

市内にはいたるところに水場あり

ちょっと土が混じった天然水。正直、微妙なお味・・・見た目は本当に素晴らしいんですけどね。

島原外港

熊本へ九商フェリーで出航。熊本フェリーのオーシャンアローの方が移動時間は短いですが、のんびり寝ていくならクラシックなフェリーもいいですね。

熊本外港についた時には、すでに真っ暗。熊本駅までの道はわかりやすいものの、街灯もはほとんどないので、本当に暗いです。

仁田峠交通情報

仁田循環自動車道路の本日の通行可否が掲載されています。濃霧などの悪天時には、通行止めになるので要確認。

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