乳頭温泉郷「鶴の湯」-乳白色の名湯、食事のおいしさも隠れざる魅力

乳頭温泉郷でも最奥に位置する「鶴の湯温泉」に行ってきました。

江戸時代からあるだけあり、日本伝統家屋が立ち並ぶ雰囲気は別格。

3種類の源泉がある乳白色の濁り湯。足元湧出の露天、激渋の内湯が魅力的。

芋の子汁などの食事も最高。

湯良し、食事良し、雰囲気良し、接客良しという4拍子揃った宿なんてそうそうないですよ。

公共交通機関での行き方

  • 宿の送迎バスを事前予約します。日帰り客も利用できます。混雑していなければ当日でも予約可能。
  • JR田沢湖発、乳頭温泉行きの羽後交通バスで「アルプこまくさ」下車
  • 宿の送迎バスで、終点鶴の湯下車。
  • 鶴の湯に着いたら忘れずに帰りのバスを予約

片道5kmはある道のりを日帰り入浴料金内で利用できるのですから、頭が下がります。

※乳頭温泉郷の宿はそれぞれ日帰り時間が異なるため、複数の宿を行脚する予定ならあらかじめ回るルートを下調べしておくことをおすすめします。

JR田沢湖駅の観光協会では3か所の湯めぐりがお得になる「湯けむり手形」を販売中。

施設の説明

乳頭温泉郷の中では鶴の湯だけ距離が離れていますが、目玉の一つとなる湯なので行かない手はありません。

今回ほとんどの温泉宿に行きましたが、鶴の湯は別格に素晴らしかったです。

まるで江戸時代の街道筋のような藁葺の湯治棟「本陣」が左右を立ち並ぶ中、進むと管理棟あり。入浴料を支払って小さな橋を渡ると湯小屋が並ぶ場所へ。

いざ入浴エリアへ

管理棟の前の小川を渡ると、入浴エリア。

脱衣所からすぐアクセスできる湯小屋「白湯」と「黒湯」と、足元湧出の露天風呂と隣接する内湯「中の湯」。

源泉は3種類あります。

内湯「白湯、黒湯」

白湯と黒湯は、脱衣所と同じ建物内にあります。浴室は異なるので、両方入りたいときは要注意。

白湯が、含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉(硫化水素型)。

黒湯が、ナトリウム塩化物・炭酸水素泉です。

白湯と黒湯はどちらも乳白色の湯ですが、黒湯の方がすこし灰色がかっています。

明かりが少なく暗がりが広がる中ほのかに光る白い湯は、神殿のような神々しさがありますね。思わず、入らせていただきますという声が出そう。

とろみのある湯はつつまれた感じがすこぶる快適で、いくらでも入っていたくなります。とろみ具合や香りなんかは違いが感じやすいと思うので、入り比べてみると楽しいです。

結構温度が髙いので、長湯するよりは短めに回数を分けたり、露天風呂の後の最後に温まりたいときに利用するといい感じです。

温泉成分が積み重なった湯船は石灰石のようになっており、長い時間の経過を感じさせますね。

洗い場の数やスペースはかなり限られていますが、シャンプーなども備え付けられています。

内湯「中の湯」

露天風呂のそばの独立した湯小屋が「中の湯」。

脱衣所からは外を歩いていく必要があります。

規模は小さいですが、白湯・黒湯とも異なる雰囲気の建物です。靴脱ぎ場以外は湯船のみというシンプルな作り。こちらには洗い場はありません。

湯は、含重曹・食塩硫化水素泉。白湯に近い滑らかな乳白色。内湯の湯の温度は高め。露天風呂はややぬるいので、交互入浴がおすすめ。

雨風が強いときや気温が低いときは、存在が光ります。利用した日も大雨のため、避難してきた人たちで混雑していました。

露天風呂

足元湧出の露天風呂は混浴。大きな露天風呂のあちらこちらからブクブクと湯が湧きあがっています。

池がそのまんまお湯という場所なので、浴槽の底は砂地や岩場などがありちょっと歩きにくいです。乳白色な湯で状況が見えないので、転んでいる人を何人も見かけました。大股には歩かず、すり足で行きましょう。

湧き出し箇所や湧出量も露天風呂内でまちまちで、熱くてそばに寄れないところからぬるめなところまであるので、お好みの温度のところでマッタリできます。

入浴日は大雨でかなりぬるかったのですが、探せば適温の場所があるものです。寒くなっても内湯で温まれますので安心。特に熱めな場所は3か所ほどありました。

驚いたのは露天風呂内にそびえる岩。庭石程度の大きさなのに岩のてっぺんから湯が噴出していて、硫黄成分で黄色く染まっています。

打たせ湯「滝の湯」

露天風呂のそばにある打たせ湯です。

かなり湯量がありますが、露天風呂から少し外れているので、他の人に湯を浴びせることを気にせずに楽しめます。敷地の広さをうまく生かしていますよね。

意外と他人の邪魔になる打たせ湯は多く、客トラブルと衛生面で廃止された施設も多いので、気遣いのある設備はうれしいです。

食事処の芋の子汁は絶品

本陣の前にある食事処で頼める名物の芋の子汁は必食。付け合わせのいぶりがっこの味も素晴らしい。

こちらの休憩小屋では昼食をいただけるのですが、芋の子汁は具だくさんでとってもおいしかったでした。燻製の薫り高いいぶりがっこの味も素晴らしく、これだけでも来る価値があると思えるほど。お値段もリーズナブルです。

結構混雑しているので、待ち時間を含めて最低1時間は見ておかないとバスに乗り遅れます。

近くで汲める名水も冷たくておいしいので、ぜひ。

温泉施設名 つるのゆ
鶴の湯
住所 秋田県仙北市田沢湖先達沢国有林50
TEL 0187-46-2139
日帰利用時間 10:00~15:00
日帰料金 600円
定休日 年中無休 月曜日露天風呂不可
泉質 含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉

含硫黄・ナトリウム塩化物・炭酸水素泉
ナトリウム塩化物・炭酸水素泉

含重曹・食塩硫化水素泉

公共交通機関 JR田沢湖駅よりバス。乳頭温泉行または秋田駒ケ岳行きでアルプこまくさ下車。事前予約制の宿の送迎バスに乗り継ぎ。
周辺地図 Google Map
公式サイト http://www.tsurunoyu.com/

訪問日:2017年6月

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